新潮新書の1冊、著者渡辺実氏は株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長。ここには来るべき地震で確実に発生する「難民」について記述されている。
地震によって発生する「難民」は高層マンションに住む「高層難民」、都心に取り残され、帰宅できない「帰宅難民」、自宅が破壊されて避難所暮らしとなる「避難所難民」などに分類されるという。
高層ビルに住む住民が地震に遭遇した場合、水や食料を持って何度も自宅と地上を往復することはかなり困難だろう。この対策として、5階毎に水や食料を備蓄するようになっているマンションもあるというがまだ少数である。自宅で水や食糧の備蓄がない場合は「避難所難民」になるほかはない。普段の心構えが重要な所以である。