北京超高層ビル火災
2009年2月10日未明、北京の国営中国中央テレビ(中央電子台)新社屋に隣接する付属高層ビル(マンダリンホテル)で火災が発生、出火から約6時間後に鎮火した。原因は「中央テレビが花火会社を雇い、市の許可を得ないまま、ビル西南角の空き地で、数百発の花火を打ち上げた」ためらしい。
30階建てとも39階建てともいうが、高さは159メートルある。サンシャインビルが200メートルだから、少し低いとはいえあの規模の超高層ビルだ。それが丸ごと火の玉となって燃えたのだから前代未聞といっていい。完成間近ではあったが工事中のビルだったので死者はひとりだった。
テナントとしてはいるマンダリンホテルの内装工事には取りかかっていたらしいから、この時期外装は完成しているはずだ。それが花火ごときでこの有様。いったい何が燃えたのか。
ビルの中は大きな吹き抜けだが、天井は未完成だったのだろうか。中国のことだから火災報告は頬被りだろうから、これ以上我々が知ることはできまい。
ここからは推定に過ぎないが、各階に満遍なく燃え草があってそこに火がついたことは間違いない。とすれば可燃材が露出するような格好で取り付けられていたのだろうか。
モンテカルロといい、中央電子台といい対岸の火事と思わない方がいい。筆者にはあちこちに燃え草が露出しているビルが林立している様が眼に浮かんでいる。これらにいつ火がつくか誰にもわからないのだ。
蛇足ではあるが、翌日のNHKの報道は全く酷い。ラジオではトップで報道していたがテレビでは無視。同じ「国営放送」のよしみで相手の手落ちを庇ったのか。これでは視聴者に視聴料を要求できない。