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   <title>外断熱フォーラム コラム</title>
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   <subtitle>外断熱だけでなく、広く関心の赴くままに話題を見つけてお届けします。</subtitle>
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   <title>内窓はお得か</title>
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   <published>2010-02-10T09:30:15Z</published>
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      表題は日経アーキテクチュア（ケンプラッツ）2010年2月10日の記事（住宅版エコポイント「内窓はお得」は本当か？）からとっている。

記事を要約すると、住宅版エコポイント制度で需要拡大が見込まれるのが窓の断熱リフォームである。サッシメーカー各社はこれを好機到来ととらえ、特に内窓の販売に力を入れている。

その理由として、住宅版エコポイントの仕組みに潜む矛盾があるからだと指摘する。その矛盾とは、住宅版エコポイントのポイントはエコ住宅を新築した場合でも最高30万ポイント（30万円）。仮に3000万円かけて住宅を建設しても還元率は1％、1500万円でも2％。

ところが、内窓を取り付けた場合は（ケースによって異なるが）還元率は10％を超え、20％に達することもあるという。サッシの交換や、外壁を断熱リフォームする工事では新築工事よりはいいものの、こんなに還元率が高くはならない。一般のエコ家電が5〜10％であることを考えると大きな開きがある。

日経アーキテクチュアは、内窓の省エネ貢献度はそれほど高くはないとほのめかしているのである。本来エコポイントは省エネ貢献度に応じて発行すべきもので、このままでは内窓に走って折角のエコポイント（税金だ）が無駄に使われはしないかと危惧している。

日経アーキテクチュアの言うとおりだと思う。サッシそのものを断熱性の高い二重ガラスや真空ガラスなどに交換するのに比べ内窓の省エネ性能は劣る。詳しくは説明しないが、外側のガラス面に結露が以前より増えるのは物理現象として火を見るより明らかだ。部屋うちが狭くなり、前よりもガラス面に結露が発生することに気づいたら、取り付けた人は落胆するのではないか。

「住宅版エコポイント制度の立ち位置が、温暖化防止を目的にしたものであるならば、省エネを確実に推進していくためにも、ランニングコストの低減を含めて、できるだけ性能の高いサッシを取り付けるようなインセンティブを与えるべきだったのではないか。事務手続きが煩雑になることを嫌ったのは分かるが、サッシの大きさだけでなく、性能に合わせて、発行ポイントをもう少しきめ細かく設定した方がよかった。せめて、これからの制度運用時に、サッシの性能と住宅全体の省エネ効果を消費者に対して明確に数値で示すなど、商品を選ぶための基本情報を的確に提供してほしいと考えている。」（同記事）

全く同感である。
      
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   <title>エコポイント考</title>
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   <published>2010-01-28T01:30:24Z</published>
   <updated>2010-02-02T05:37:45Z</updated>
   
   <summary>　民主党政権になって、住宅エコポイント制度が話題になっているが，この新鮮味と政策...</summary>
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      　民主党政権になって、住宅エコポイント制度が話題になっているが，この新鮮味と政策効果はどうなのだろうか。

　新鮮味としては、住宅・建設部門に焦点を当てたという意味で新しさがあるが，平成２０年度環境省のエコ・アクション・ポイント、２１年のグリーン家電普及促進事業によるエコポイント、環境対応車普及促進税制（いわゆるエコカー減税）、太陽光発電システム補助金制度などの延長線上にあり，民主党ならではの政策というわけではなく新鮮味・独自性は薄い。

　そういえば，自民党政権の批判材料として定額給付金の交付制度があったが，エコポイントはどうだろうか。

　これについては夙に昨夏、立命館大学教授の佐和隆光氏が「ケインズ主義的財政金融政策の効能は、発展途上諸国のそれに比べて、はるかに乏しい。理由は明らかである。耐久消費財はほとんど普及し尽くしており、買い替え需要しかなくなっているからだ。そのため、定額給付金であれエコポイントであれ、それらの個人消費支出刺激効果はきわめて乏しいのである。公共事業にしても、全国津々浦々、鉄道、道路、空港が整備されたいまの日本では、公共事業をしようにも、有意味なものは思い当たらない。」（ダイヤモンド社『経』2009年8月号）と述べている通りであり，アメリカでも自動車買い換え支援制度が終了した途端に販売台数減少のリバウンドが起こり、この制度が一時的な景気刺激策以上のものではないことが明らかになっている。

　住宅エコポイントのキモは住宅の省エネ化であり，これは長期的かつ効果的に取り組むべき政策アイテムである。そのためには技術的基準の策定と同時に確実な施工を行政なり第三者が管理するシステムとなっていなければならない。建設業者でもなく，技術基準の知識も不足しがちな自称デザイナーなどのリフォーム業者が自由に参入している業界では、悪徳業者の跋扈を許す余地があると指摘されても仕方があるまい。（「ちょっと待って、住宅版エコポイント」『日経ケンプラッツ』2010.1.28）

　今回のやり方は緊急対策とはいえ，いかにも準備不足で周知徹底に欠ける憾みがある。また、先のことは分からないにせよ時限的政策であり、長期的な展望を必要とする住宅建設や取得計画との整合性がなく、個人の購買行動を乱す要素にもなり得る。特にマンションのリフォーム・断熱改修という区分所有者の長期修繕計画に則った合意システムの中では、省エネ改修を（多くは窓と外壁の断熱改修であるが）前倒しで実行できるような管理組合は多くはないだろう。逆にこの政策を１０年間は継続すると宣言することで，より的確にマンションの維持管理計画が立てられるのではないだろうか。民主党にはこのようなカネより頭を使った「口先介入」こそ望まれると言えるのではないだろうか。
      
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   <title>マンションの寿命</title>
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   <published>2010-01-04T03:12:31Z</published>
   <updated>2010-02-02T05:42:00Z</updated>
   
   <summary>「住宅の寿命」についてはこれまで「１財務省令による減価償却資産の耐用年数」、「２...</summary>
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   <category term="19" label="マンション" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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   <category term="34" label="寿命" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
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      「住宅の寿命」についてはこれまで「１財務省令による減価償却資産の耐用年数」、「２滅失住宅の平均築後年数(5年平均)」、「３残存戸数が50％を切る年数」などの考え方がある。

「１減価償却資産の耐用年数」は根拠が明らかでないが、木造22年、RC造47年、S造34年となっている。

「２滅失住宅の平均築後年数(5年平均)」という立場では、1996年の『建設白書』に「過去5年間に除却されたものの平均で約26年」とあり、これが長い間「住宅の寿命26年説」の根拠となった。
マスコミではこれがセンセーショナルに受け取られ、深い考えもなく一人歩きしている。この年数の意味するところはある時期に壊された住宅の寿命をもって、その他の存命中の寿命を推定することにある。しかし、質の悪い建物は早く寿命が尽きるが、質のよい建物は長期にわたって残る。壊された住宅の多くは住宅難と高度成長期の粗製濫造とが重なってできた粗悪品であり、決して存命中の住宅を代理するものではなかったようだ。

国土交通省は2006年7月3日、2015年度までの10年間で達成を目指す国の住宅施策の目標を定める「住生活基本計画(全国計画)案」を策定し、その中で良好な住宅ストックを形成するための目標として、滅失住宅の平均築後年数を【約30年(2003年)→約40年(2015年)】と数値化していたが、実際の計画が策定された9月にはこの数値目標は消えている 。
最近の住宅は質が高く、滅失住宅の統計でも大きく寿命が伸びており、現在では既に40年を上回っているのではないかと思われる。

「３残存戸数が50％を切る年数」とは、ある年に建設された住宅の半数が滅失するまでの期間を寿命とする考え方であるが、ここでは触れない。

で、マンションの寿命はいったいどれくらいあるのか。

日本建築学会はマンションの目標耐用年数を「鉄筋コンクリート造マンションで、高品質の場合100年とし普通の品質であっても60年」としている 。これは主に躯体の耐久性について技術的立場から述べたものである。

国はどう考えていたのか。
区分所有法の2002年改正時に、法62条の建替え決議における客観的要件(必要条件)に建築後年数を採用するか否かの議論があり、「30年」或いは「40年」といった数値が取りざたされている。当時はその年数を過ぎたものは全て老朽化かという意見と、その年数が過ぎるまでは建替えができないのかという議論がかみ合わず、結果的には築年数は客観的要件に採用されなかった。その結果現在の法律では築年数にかかわりなく建替え決議が可能となっている。数値の採用はなかったにせよ、関係者の間ではマンションの寿命をせいぜい40年とみていたことがわかる。

マンションという言葉は東京オリンピックの頃に生まれた言葉であるが、公団住宅団地にまで遡るとしても、昭和30年(1955年)あたりまでなので、一般的にはやっと半世紀が経過した程度と考えてよい。もっとも、数は2,800戸と少ないながら、関東大震災のあと1920年代後半から10年間くらいに作られた同潤会アパートもあるが、ある意味これは例外と考えても良い。

マンションが除却され、その後新たなマンションとして建替えられた事例はこれまでに約170例、約11,000戸ある。同潤会アパートはほぼすべてが除却され大半は新たなマンションに生まれ変わっており、この寿命は突出して長くほぼ70年前後を達成している。
筆者が調べてみたところ、30〜40年で除却された事例は4割、20〜30、40〜50年がそれぞれ2割という結果になった。これだけを捉えればマンション寿命40年説を裏付けるように見えるが、マンション500万戸の中のわずか1万戸の話であり、築30年を経たマンション100万戸の中でもわずか1％に過ぎない。

では99％のマンションは健全かというとそうではない。老朽化して建替えたくても合意が得られず、建替えられないマンションもある。これはこれで深刻な問題であるので、稿を改めて述べることにするが、30〜40年のマンションの多くは多少の問題はあるもののまだまだしっかりしている。これをもっと寿命を延ばすような維持管理こそ重要である。

躯体の保全のためには、躯体を温度変化や雨水から保護することが最も確実な方法である。外断熱がその手段の髄一であるのだが、資金、制度、業界の確執、過去の経緯などがあって順調な進展とは言えない。数少ない積極的施策の一つとして採用された住宅のエコポイントであるが、マンションの区分所有者(管理組合)にまでこの制度が伝わっていないように見えるのは誠に残念なことである。
      
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   <title>コンクリートが危ない</title>
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   <published>2009-11-20T02:39:27Z</published>
   <updated>2009-11-21T04:01:43Z</updated>
   
   <summary>　名著『コンクリートが危ない』（岩波新書）の著者、東京大学名誉教授の小林一輔さん...</summary>
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   <category term="32" label="コンクリート" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   <category term="33" label="耐用年数" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
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      　名著『コンクリートが危ない』（岩波新書）の著者、東京大学名誉教授の小林一輔さんが10月7日逝去されたとのことである。以下、ケンプラッツの記事(2009.11.18)を参考にしながらの感想である。

氏は「半永久的に使用できるはずのコンクリート構造物が早期に劣化している問題を取り上げ、警鐘を鳴らした」人である。

マンションの購入者は大体100年は保つのではないかと漠然とした期待を持って購入していたのだが、それがとんでもない幻想だった。これが「社会的常識」であったなら現在ほどマンションが普及することはなかったかも知れない。

コンクリートが長く保たない理由は氏によると、「責任施工という名の無責任施工が、コンクリート構造物の早期劣化を招いた」ことが大きいという。「アルカリ骨材反応」や「ほとんど除塩されていない海砂が使われていた」ことなど官学民を含む建設業界全体の汚点である。また政治屋の関与を許す土壌も問題がある。

「84年、日本住宅公団（その後、住宅・都市整備公団）が販売した埼玉県の狭山台団地で、異常な劣化が見つかる。」「狭山台団地の調査では、(氏の)研究室の総力を動員して「アルカリ骨材反応による劣化が原因」との独自の調査結果を発表した。住宅・都市整備公団はこれを否定し、意見が対立する。」

在野の研究者が官学の既成権威とぶつかり握りつぶされる構図はあるが、建築・土木の学者が官とこのようにぶつかることはほとんどあり得ないことで、非常に勇気のいることである。

「(氏が)土木学会コンクリート委員会の委員長をしていたときには、現場の生コンの品質を調べようと、ゼネコンの研究所に協力を求めて抜き打ち検査を実施した。結果はJISの規定から数パーセントしか外れていなかった。後でわかったことだが、情報は事前に漏れ、抜き打ち検査にはならなかった。」
　
　氏は「土木一家は閉鎖社会」と言ってはばからない。「何か事故が起きたときに組織される調査委員会では、結論はいつも“天災”か“当時の技術の限界”。みんなそこへもってくる」。

この構図はJR西日本の事故調査委員会でも見られる。

氏の予言。「事態を放置すれば、コンクリート構造物の一斉に壊れはじめる時期が2005年から2010年までにやってくる可能性が高い」、今まさにこれから起ころうとしていることである。

一方、建築学会は「建築物の耐久計画に関する考え方」(1988)で
「（鉄筋コンクリート建物の）耐用年数の定義は、建物の機能、性能が劣化によって低下して限界を超え、かつ通常の修繕や一部分の交換などを行っても、回復しないであろうと考えられる状態になった時とする。」としている。
で、どの程度の寿命かというと、
「建物全体の望ましい目標耐用年数は、住宅で高品質の場合で100年以上、普通品質で60年以上」であるが、「建物耐用年数は、コンクリートの品質や施工状況、外壁の仕上材、維持保全などの条件が年数を推定するのに関係してくる」。つまりは「逃げ」ではないか。

氏の言葉通り「責任施工という名の無責任施工」では長寿命は期待できないということだ。善良な施工者、技術者を何人も知っているが、組織・制度の壁に阻まれてその良心を発揮できない状況も多い。社会全体がこのままでは崩壊に向かいかねない。

氏のご冥福を祈る
      
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   <title>『東京のマンション2009』</title>
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   <published>2009-10-30T02:14:10Z</published>
   <updated>2009-10-30T02:31:07Z</updated>
   
   <summary>10月30日付の日経新聞東京地方版で東京都が発表した『東京のマンション2009』...</summary>
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      10月30日付の日経新聞東京地方版で東京都が発表した『東京のマンション2009』の解説が出ていたのでご紹介したい。マンションの行く末について深刻な事実が明らかになっている。

2008年末現在で都内にはマンションが146万戸あり、マンションに居住している世帯の割合は4世帯に1世帯。たかだかこの50年程度で都内に住む4分の1が、伝統的な一戸建て（またはせいぜい2件長屋）から、共同住まいに移動したということを「住宅革命」といわずしてなんというべきだろう。

戦後の住宅難があったことを知っている最後の世代も還暦を迎える時代となったが、住宅難の解消に果たしたマンション（集合住宅）の役割を見逃すべきではないだろう。

しかし、一方でその影は深く暗い。
築年数を経過したマンションが年々増加し、築40年以上のマンションが、10年後には4.5倍（24万5千戸）になるという。また、居住者の高齢化も進行し、世帯主が60歳代以上の割合は31.7％（平成15年度）から39.4％（平成20年度）になることが予想されている。

その結果、管理組合運営における将来への不安のうち、「区分所有者の高齢化」が51.1％と、「管理組合活動に無関心な区分所有者の増加」35.9％を大きく上回っている。

さらに、適切な時期に必要な大規模修繕工事が実施されていない現状がある。修繕積立金（月額）が長期修繕計画の予定工事費（月額）より少ないマンションが多く、今後、修繕積立金の見直しや資金調達方法の検討が必要というが、現実問題として困難な状況が目に浮かぶ。

また、 耐震診断は旧耐震基準下で建築されたマンションでも７割が未実施。耐震改修の費用がないことや区分所有者の耐震化に対する関心が低いことなどが、耐震化の進まない主な要因としている。

いずれ避けては通れない建替えの検討も進んでいない。その理由として、関心の低さ、費用負担、修繕・改修と建替えの適切な選択ができないことなどに加え、法令等の改正により建替え時に既存の規模を確保できない（既存不適格）ことなども要因の一つになっている。

今後、建替えに対する意識を高めるため、管理組合及び区分所有者への普及啓発や、コンサルタント、デベロッパー、区市町村担当者など建替え事業に関係する人材の育成を行うとともに、既存不適格マンションなどの建替えに当たっての制度的な課題に関して、柔軟な対応が可能となるよう国に要望していくなど、建替え円滑化のための環境整備を図っていくことが必要と結論づけている。

マンションの区分所有権は個人の重要な権利であるが、共同生活を送る上では他の権利者との調整（妥協）を図らなければならない宿命にある。等しく権利と義務を負った個人が、民主主義的に自らの財産（利害関係）について議論されるような場所は、管理組合以外ほかにはあまりない。合意形成を目指して、他人任せにできないぎりぎりの主張と妥協が繰り広げられる世界であるが、戦後民主主義教育の成果がここで試されているように思える。
      
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   <title>国債</title>
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   <published>2009-09-12T14:03:32Z</published>
   <updated>2009-09-12T14:04:41Z</updated>
   
   <summary>　今回の選挙は民主党の圧勝で終わった。今後の国づくりがどのように進むか、現時点で...</summary>
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   <category term="31" label="選挙" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      　今回の選挙は民主党の圧勝で終わった。今後の国づくりがどのように進むか、現時点ではこの半世紀で初めての本格的な政権交代に期待と不安がない交ぜになっているところといっていいだろう。選挙期間中に争われたマニフェスト（文書、演説）を評価して国民は政権を選択したことになっているのだが、マニフェストに書かれてないからといって民主党に期待することができないわけではあるまい。

　筆者が気になる問題（のひとつ）は国債の処理である。財務省のホームページには四半期ごとの借入金残高が公開されている。最も新しい情報は２００９年６月末現在であるが、国債とその他の借入金を併せて８６０兆円になっている。これは赤ん坊も含めた国民一人あたり６７０万円（６７万円の間違いではない！）、三人世帯で言えば２０００万円である。

　一方厚生労働省によると２００８年世帯あたりの貯蓄額が１１４３万円で、三人世帯の数字ではないが近似的にはほぼ１２００万円に相当する。家族でこつこつ貯めた貯金は政府が作った借金に追いついてない。仕組みの上ではこの借金は現世代が積み上げ、その金で道路や公共施設、軍事、教育が賄われている。我々はまことに分不相応な贅沢をしたものだ。

　確か「財政再建」というかけ声がつい最近まであったような気がするが、どうなったのだろう。財政再建とは借金をしない収支構造を早く作り上げることと理解している。また借金の処理＝返済も再建の目的である。

　で、民主党のマニフェストだが、文中に「国債」の言葉は一言もない。つまり今度は民主党が自民党に代わって借金を積み上げる番だと言うことだ。しまったと思ってももう遅い。実は自民党のマニフェストにも一言も「国債」という言葉はない。借金の返却や財政再建は今回の選挙では争点ではなかったのだ。こんな重要なテーマが争点になっていないことをマスコミは国民に知らせてもいない。マスコミは文書の行間・背面を読む力などないものと察せられる。

　自民党に愛想を尽かしただけでなく、政治家や官僚とともにマスコミにも愛想を尽かさなければいけない。国民を背中から叱咤して戦争に導いたのは軍人や政治家だけではなかった。
      
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   <title>延焼防止性能</title>
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   <published>2009-08-08T04:36:43Z</published>
   <updated>2009-08-08T04:48:50Z</updated>
   
   <summary>2009/08/06付けの日経BP社ケンプラッツで東京大学の野口貴文准教授が「外...</summary>
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   <category term="30" label="延焼" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   <category term="14" label="火災" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      <![CDATA[2009/08/06付けの日経BP社ケンプラッツで東京大学の野口貴文准教授が「外壁に延焼防止性能は必要ないのか？」という文章を寄稿している。
<a href="http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090804/534502">http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090804/534502</a>/

読んでいただければ一目瞭然だが、2008年1月に起きた米・ラスベガスのモンテカルロホテル火災と2008年夏の韓国のサンドイッチパネル火災、2009年2月の北京のTVCC火災の３つの火災事例を取り上げ、外断熱材料に確実な延焼防止性能の必要性を動画も使って述べている。

この中で、東京大学と建築研究所が共同で「透湿外断熱工法外壁の防火性能に関する基礎的研究」を進めていることを明らかにしている。透湿外断熱工法外壁を基にした試験体による火災実験の結果を8月の建築学会で発表する予定とのことでその成果に注目したい。

外断熱工法には湿式以外にパネルを使った乾式工法もある。これまでサンドイッチパネルは火災に対し比較的安全と思われていたが、2008年夏に起きた韓国の17階建てビル火災ではポリスチレンフォームの断熱材を金属薄板ではさんだサンドイッチパネルが使われていた。韓国では数えきれないほどのサンドイッチパネル火災が起きており、社会的な問題になっているとのことだ。

この記事からは、ポリスチレンフォームを断熱材に使いその外側を金属や無機質のパネル(サイディング)で覆っただけでは、空気層を通して瞬く間に上下に延焼していくことが予想される。この欄で何度も警鐘を鳴らして注意を促していたことを実証的に補強していただいたことになる。

全国に類似の「外張り断熱」や「外断熱」工法が施工されているが、できるだけ早く「安全な」湿式外断熱に切り替える(施工し直す)必要があるのではないか。「安全な工法」とは実証的に検証された工法であり、メーカーに根掘り葉掘り安全性を尋ねて採用しないことには、建築主は大変な被害を被るし、設計・施工者は加害者として賠償責任すら生じかねない。]]>
      
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   <title>北京超高層ビル火災報告書</title>
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   <published>2009-05-14T07:08:30Z</published>
   <updated>2009-05-14T12:13:50Z</updated>
   
   <summary>　中国は隠蔽体質だから事故の報告は当分出ないと思っていたが、このほど財団法人日本...</summary>
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      　中国は隠蔽体質だから事故の報告は当分出ないと思っていたが、このほど財団法人日本建築防災協会が発行する月刊誌「建築防災」2009年4月号に「中国中央電視台(CCTV)新本部北棟ビル火災の教訓及び高層建築防火対策」劉文利(Liu Wenli)(中国建築科学研究院建築防火研究所(訳：砺波匡JICA専門家／国土交通省))という論文が掲載されていて、中国に対する誤った先入観を大いに改める次第であった。

　論文によると、消防部門の調べでは「A類花火が外壁の断熱材に引火したことが直接原因」であるとし、火災の拡大には「内部の消防施設が使用段階になかった」ことなど複数の要因を指摘している。
　では外壁の断熱材とは何か。それは中国の「建築材燃焼性能分類でB2級に分類されている可燃性断熱材の断熱用押出ポリスチレン（XPS)で、これは有機断熱材であり、一般的に燃えやすい」。
　また、その取り付け方法の問題として「通常、断熱材は外壁（筆者注：外装材）と内壁（同：コンクリート等の壁）の間に取り付けられるため引火しにくいが、今回のケースでは東西面の外壁にはチタン亜鉛合金板が使用されており、チタン亜鉛合金板は伝熱性が非常に高く、花火の熱がチタン亜鉛合金板を伝わり、間接的にXPSに引火したか、あるいは比較的薄いチタン合金板が花火により破損し、XPSに直接引火したと見られる」と結論づけている。

　ここでは、短時間に建物全体に燃え広がった原因などいくつかの記述を省略して断熱材の問題に限るが、この火災からの教訓は「断熱材の選定および構成方法を防火性能規範として定め、新たな断熱材の開発を行う」ことであると結論している。
　「中国の現行防火設計規範は外壁の断熱材の防火性能と構成方法について明確な規定はなく、ここ数年の省エネの高まりの中、断熱効果は高いが、防火性能の劣る断熱材が高層建築で大量に使用されており、構成方法に至ってはまだ規定などはない状況である。」
　よって、「関連の技術基準を制定し、防火設計規範に防火材の防火性能を盛りこ」むとともに、可燃性断熱材の使用が避けられない場合は「不燃性のロックウール板等で防火帯を作る」などの対策が必要と指摘している。

　日本の外断熱業界では「防火性能を第三者による検証で」とする考え方と、「見かけの仕様が同じであれば同様の性能が出せるはずだから性能確認は不要」という考え方が並行している。
　今回の中国の火災は後者の考え方からの訣別を促している。この業界の体質を見る限り、価格競争ばかりに目が向けられており、その中では国民の安全が守られることはとうてい期待できない。国民の安全に係わることである以上、国として外断熱工法の防火性能を材料(基準)についてもその構成方法(仕様)についても明確にする必要が迫られている。我が国で災害が起こる前に改革を行うことが、せっかくの教訓を残してくれた被害者（殉職消防士）に対し、責任を果たすことではないだろうか。
      
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   <title>建築関係者の禁固刑</title>
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   <published>2009-04-10T08:40:08Z</published>
   <updated>2009-04-10T08:45:12Z</updated>
   
   <summary>日経アーキテクチュア2009/4/13号の記事。 「自分の行った設計や監理のミス...</summary>
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      <name>管理者</name>
      
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   <category term="29" label="責任" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
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      日経アーキテクチュア2009/4/13号の記事。
「自分の行った設計や監理のミスによって、刑法上の刑罰を受けることはない。ーーこう考えている建築士は多いかもしれない」

姉歯事件のことをいっているのではない。もっと古い判決の例を挙げている。1959年に出た判決であるが、54年愛知県下の中学校の講堂兼公民館で、完成引き渡し2ヶ月半後に天井が落下、観客10人が死亡し88人が負傷した。この工事に関係した一級建築士ら4人が業務上過失致死罪を問われ、それぞれ禁固刑を言い渡されたという。

詳細は省くが、その理由として「建物の安全性の検討が不十分であった」ことが指摘されている。当然のことであるが、建物に事故が起これば、設計・監理者は刑法上の罪責を問われることもあり得る。これは何も建築士に限らない。

最近各地の火災で悲惨な結末を迎える例が報道されているが、火災が起こりやすい材料の選定や、危険を無視した工事は一旦事故が起こった場合その責任者の責任が厳しく問われるのは当然である。

現在外断熱工法の防耐火性能についての国内基準は曖昧である。しかしその性能(と限界)が明示されていない材料を価格だけで選択することは危険であり、それを国の基準がないからだというのは言い逃れに過ぎない。十分な情報を元に最善の選択をしたかが問われるのである。幸いにもこれまでは国内での被災が報告されていないが、火災時の深刻さを考えると(そして関係者の良心と保身を思うと)、性能にふさわしい価格差は健全な市場育成のためにも必要なことではないだろうか。
      
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   <title>携帯電話</title>
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   <published>2009-03-31T13:31:52Z</published>
   <updated>2009-03-31T13:33:02Z</updated>
   
   <summary>最近、S社の携帯電話を買った。携帯電話は10年ほど前から使い始めて、D社、K社と...</summary>
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      <name>管理者</name>
      
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   <category term="28" label="料金" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      最近、S社の携帯電話を買った。携帯電話は10年ほど前から使い始めて、D社、K社と取り替えて使っていたが、使い方に慣れないまま昨年IPhoneに代えてようやくまともな道具になったと思ったところである。

今回はある事情で2台目の携帯が必要になったので、やむなく購入したのだが、こんな商品がおおっぴらに売られていることに本当に驚くことが多かった。

まず、料金体系がよくわからない。頭のいい人が知恵を絞って、ライバルと差を付けながらユーザーの気を惹く競争力を持ち、それでいて企業の利益が上がる「合理的」な価格を設定しているのだろう。しかし、筆者の感じでは生命保険並みの複雑さでユーザーを混乱させ、ちゃっかり儲けようという魂胆丸出しのように思えてならない。

その証拠に、購入当初は無駄なオプションがいっぱい付いており、使用後でなければそれらを解約できないという。今度の携帯ではメールを使う程度でインターネットを見るつもりがないから、ネット使用料の上限がある代わりに高い基本料を追加するのは不合理だといったら、自分が使わなくても他人から写真付きのメールを送られたら一度に500円程度の料金がかかるから安全のためこのオプションにはいっておいた方がいいと言う。

すると使用料は自分が自制するだけでは削減できないと言うことか。いたずらメールの送信料（の一部）を無垢の受け手が払わされる体系はおかしくないか。

更に、使い方もよくわからない。早速送られてきた迷惑メールを今後拒否しようと、その機能をさんざん探し回ったがついにわからなかった。S社のショップに行ってやり方を教わったが、複雑なプロセスにとても覚える気がおきない。

自慢ではないが、筆者はパソコンに関してはひとかどの腕を持っており、iPhoneだって相当の使い手と思っている。筆者が思うに携帯電話の機能の9割は使われていないのだろう。少なくとも使いこなされていないと思われる。

翻って、外断熱が一般ユーザーに浸透しないのは筆者を含む関係者が「技術に溺れて」わかりやすい説明をしていないからかも知れない。難しい技術を易しく説明することは本当に難しいと思った次第だ。他山の石以て銘すべし。
      
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   <title>北京超高層ビル火災</title>
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   <published>2009-02-22T14:35:29Z</published>
   <updated>2009-02-22T14:41:45Z</updated>
   
   <summary>2009年2月10日未明、北京の国営中国中央テレビ（中央電子台）新社屋に隣接する...</summary>
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      2009年2月10日未明、北京の国営中国中央テレビ（中央電子台）新社屋に隣接する付属高層ビル(マンダリンホテル)で火災が発生、出火から約6時間後に鎮火した。原因は「中央テレビが花火会社を雇い、市の許可を得ないまま、ビル西南角の空き地で、数百発の花火を打ち上げた」ためらしい。

30階建てとも39階建てともいうが、高さは159メートルある。サンシャインビルが200メートルだから、少し低いとはいえあの規模の超高層ビルだ。それが丸ごと火の玉となって燃えたのだから前代未聞といっていい。完成間近ではあったが工事中のビルだったので死者はひとりだった。

テナントとしてはいるマンダリンホテルの内装工事には取りかかっていたらしいから、この時期外装は完成しているはずだ。それが花火ごときでこの有様。いったい何が燃えたのか。

ビルの中は大きな吹き抜けだが、天井は未完成だったのだろうか。中国のことだから火災報告は頬被りだろうから、これ以上我々が知ることはできまい。

ここからは推定に過ぎないが、各階に満遍なく燃え草があってそこに火がついたことは間違いない。とすれば可燃材が露出するような格好で取り付けられていたのだろうか。

モンテカルロといい、中央電子台といい対岸の火事と思わない方がいい。筆者にはあちこちに燃え草が露出しているビルが林立している様が眼に浮かんでいる。これらにいつ火がつくか誰にもわからないのだ。

蛇足ではあるが、翌日のNHKの報道は全く酷い。ラジオではトップで報道していたがテレビでは無視。同じ「国営放送」のよしみで相手の手落ちを庇ったのか。これでは視聴者に視聴料を要求できない。
      
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   <title>建替え問題は持久戦か</title>
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   <published>2008-10-05T11:20:41Z</published>
   <updated>2008-10-05T11:21:50Z</updated>
   
   <summary>高齢マンションの建替え問題は、コンクリート建築物が耐用年数を迎え、設備の老朽化や...</summary>
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      <name>管理者</name>
      
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   <category term="19" label="マンション" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      高齢マンションの建替え問題は、コンクリート建築物が耐用年数を迎え、設備の老朽化や合理的な修繕の困難性などによる物理的・経済的・社会的寿命の終焉という内在的な問題が表面化したものであるが、建替えのために必要な資金調達や、共有という所有形態に伴う複雑な権利関係などに加え、関係者の年齢、財産、生活観、家族関係、健康状態などの多様性が、マンション建替えに向けての合意形成を困難なものにしている。
      　いつかは「寿命」を迎えるマンションは論理的帰結として解体し建替えるか、更地化ないし他用途への転換など何らかの再生を図る必要がある。好立地・好条件であればマンションデベロッパーなどの介在による建替えか、処分による資金で他の住宅を求めることが可能だが、そうでないところでは、今後の住宅需要に減少傾向が見込まれる中、所有者自らがこの問題に立ち向かわなければならない事態が増加すると思われる。
　マンションの財産形態を規定していた「区分所有法」に加え、「マンションの建替え円滑化法」が平成１４年に新設され、政府が建替えを後押しできるようなった。しかしこれまでにまだ数例しか実施例がなく、大量の高齢マンションの先行きは楽観できる状況ではないと考えられる。
　自ら共有形態を選択して購入した結果、文字通り「共同体」に組み込まれているにもかかわらず、その自覚が稀薄なままマンションに住み続けてきた所有者の問題もあるが、マンションの寿命終焉後の処理についての問題を直視せずに戦後の住宅政策を進めてきた国も責任の一半は負うべきであろう。
　この現象は日本の歴史が初めて経験することであり、これから日本は人口が減少する一方で高齢者が増加する中、高齢マンションの建替えという問題に直面する。
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   <title>高齢マンション問題（２）</title>
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   <published>2008-09-14T14:37:18Z</published>
   <updated>2008-09-14T14:39:36Z</updated>
   
   <summary>　高齢マンションへの対応は二通りある。 　一つは大規模改修を行って、通常の修繕以...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      　高齢マンションへの対応は二通りある。
　一つは大規模改修を行って、通常の修繕以上のコストでマンションの機能を新築並みへの向上を目指す方法と、これ以上の手当をやめて建替えを目指す方法である。

　我々が第一に考えなければならないことは当然ながら前者の方法である。仮に検討の結果、改修に利がないこととなったにしても、建替えに梶を切るための合意を得る上でこの検討は重要な根拠となる。
      大規模改修で最大の懸案は耐震改修であろう。建築基準法で耐震基準が大きく変わったのは昭和56年、1981年。これは今から27年前のことなので築30年以上を経た高齢マンションは現行基準の耐震性能を満たしていない可能性が高い。この調査だけで100戸程度のマンションでは数百万円の費用がかかると言われている。
調査の結果、耐震改修が必要となった場合は（大抵必要だろう）、改修の方法次第で1戸あたり百万円以上かかるという事態もあり得る。地方自治体には補助制度があるが、期待するほどの額にならないし自治体の懐具合にもよるので制度があっても思い通りにはならないかも知れない。何しろ小中学校の耐震改修すらままならない財政状況の自治体が多いのだから。
　なお、昭和51年以前に造られた中古マンションの売買にあたっては、宅建業法の規定で、耐震診断をしているかしていないか、していればその内容（耐震性能）を重要事項として記述しなければならない。社会的に見れば意義のあることだが、所有者にとってはみすみす売りにくくなる耐震診断をしたがらない理由となっている。
　隠し通していても買い手も勉強しているので、耐震診断のない古いマンションイコール耐震性能が足りないマンションとうすうす感じ取ることだろう。古いマンションの所有者は売って逃げるか、腰を据えて改修または建替えに突き進むか、待ったなしの決断が迫られているのである。
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   <title>高齢マンション問題（１）</title>
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   <published>2008-08-26T02:57:22Z</published>
   <updated>2008-08-26T04:17:37Z</updated>
   
   <summary>　建築着工統計を基にした不動産協会の推計によると、現在日本には約500万戸の集合...</summary>
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      　建築着工統計を基にした不動産協会の推計によると、現在日本には約500万戸の集合住宅があり、2年後の2010年には30年以上を経たマンションが100万戸を突破する。鉄筋コンクリートのマンションは30〜50年が耐用年数と言われており、あと数年経てば毎年のように10万戸以上のマンションが次々と「寿命」を迎えることになる。
　高齢マンションというと、高齢者のためのマンションと誤解される懼れもあるが、ここでは概ね30年以上を経たマンションを「高齢マンション」と呼ぶことにする。高齢マンションには老朽化マンションが多いが、必ずしも老朽化マンションと同義ではない。
      　そもそもマンションとは何か。『マンションの管理の適正化に関する法律』ではマンションとは「二以上の区分所有者が存する建物」で、「人の居住の用に供する専有部分のあるもの」となっているが、上記の不動産協会の統計で定義されたものは「3階建て以上」「鉄筋コンクリート造、鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造」の「分譲集合住宅」ということらしい。こちらの方が我々にとってなじみのある一般的なアパート・マンションと見ていいが、いずれも全棟単一所有者の賃貸マンションや社宅・官舎などは含まれない。

　前置きが長くなったが、100万戸を超す高齢マンションがわが国に存在してこれからも増え続ける結果、その対応をどうするかは21世紀の社会的問題である。その現状をこのシリーズで紹介しながら筆者自身の考えも整理していきたいと考えている。途中で紆余曲折、主張、事実認識、前後の矛盾が生ずるかも知れないが大目に見ていただきたくあらかじめお断りしておく。

　「高齢マンションはなぜ問題なのか」
　一つにはコンクリート構造物の物理的な耐用年数という問題がある。コンクリート構造物は半永久的に強度が保てるものではなく劣化のメカニズムが存在する。それは生成時にアルカリ性であったコンクリートが大気に晒されて表面から徐々に中性化される結果、アルカリで守られていた鉄筋が酸化を始め、錆が出ることで鉄筋の体積が膨張し、周りのコンクリートを砕いて強度が落ちるというメカニズムである。この現象を遅らせるにはコンクリートと大気を遮断するか、表面から奥深くに鉄筋を設置する（被り厚を増やす）ことが有効であり、最小被り厚については建築基準法で規定されている。

　また、別の問題として適切な管理を行っていないために、外壁の劣化や設備の老朽化が進み、住宅としての機能を危ぶむマンションが増えていく傾向が見られる。これは所有者の管理・運営上の問題であるが、年数が浅いマンションに比べ高齢マンションは一層その傾向が強い。
（つづく）
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   <title>ラスベガスホテル火災（３）</title>
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   <published>2008-05-07T13:47:00Z</published>
   <updated>2008-05-09T23:56:20Z</updated>
   
   <summary>ENRとEIMA論争の第三弾である。といっても、ENRが訂正記事（のような）形で...</summary>
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      <name>管理者</name>
      
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   <category term="18" label="EIMA" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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   <category term="13" label="防火" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sotodan.com/blognews/">
      <![CDATA[ENRとEIMA論争の第三弾である。といっても、ENRが訂正記事（のような）形で経過をまとめた記事を掲載したもので、この記事はEIMAのサイトの<a href="http://www.eima.com/pdfs/ENR%20Followup%20022008.pdf">http://www.eima.com/pdfs/ENR%20Followup%20022008.pdf</a>からダウンロードできる。

以下は、その翻訳文である。日本でもこのようにオープンな雑誌や新聞があればいいと、言論不自由な体質を持つ言論の自由ばかり唱えるメディアを見ては悲観的になる。

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ENR.com Engineering News-Record

装飾用の材料は調査中
防火規定の問題に触れる前にラスベガス当局は火災調査の結論を待つ。
02/20/2008
By Nadine M. Post and Tony Illia
]]>
      　1月25日32階建てMGMモンテカルロ・ラスベガスホテルタワーで、南と西面ファサードの一部に広がった屋上火災に関する謎は、火がついた高さ30フィートの屋上スクリーンと装飾部の材料成分に関係している。クラーク・カウンティーの火災担当官は調査の結果次第で、防火基準の見直しまたは同様の装飾材料を使用している可能性のある他のラスベガス内建物を調査する必要があるかどうか結論を出すことになっている。

　Dan Kulinクラーク・カウンティー報道官は「我々は今のところ基準の見直しは必要ないと見ているが、しかしもし分析の結果その必要があれば行う」と言っている。

　材料に対する疑いがあるにもかかわらず、建物所有者MGMミラージュが焦げ付いたファサードを修繕し3,000部屋のホテルを再開することは止められなかった。2月15日にMGMミラージュは1,200の部屋を再稼働し、2月22日までには2,500室が稼働するはずである。大規模な改修が完了されるまでは残りの500室は使用停止のままだろう。同社のAlan Feldman主席報道官によると、MGMミラージュは21日間の閉鎖と建物の被害で1億ドルの損害を蒙った。

　ファサード修理のためBentar開発会社（ラスベガス）は400枚以上の4フィートｘ8フィートGlasRoc被覆材を取り付けている。これは火災試験に合格した5/8インチ厚タイプＸ被覆材を提案した結果だとメーカーCertainTeed（Valley Forge,ペンシルベニア州）が言っている。

　クラーク・カウンティー当局はまだ調査中で焼けたファサードの部分を分析中である。焼けた材料はクラーク・カウンティー開発部門が再調査するだろう。郡の話ではMorse Zehnter Associates（Troy、ニューヨーク州）とSouthwest Research Institute（サンアントニオ）が焼けたファサード部分の分析を行っている。

　モンテカルロは1991年統一建築基準に従って造られているが、改修は現在の基準に適合しなくてはならない。クラーク・カウンティーは2006年国際建築基準（IBC）と地方条例を使用している。第26.0条は発泡材と合成樹脂について規定しているが、大部分は施工と性能に言及したものであるとKulinは言っている。

　屋上で溶接工によって引き起こされたといわれる火災に消防士は屋上から客室にわたって奮闘した。火災は少なくとも100フィートにわたって屋上スクリーンの薄板を飲み込み、その下の最上階客室レベルに沿った被覆材とおよそ4層下まで2つの垂直ラインの客室に拡がった。

　重傷者はなく被害は表面的な部分でとどまった。「火災は建物表面だけだ」とGordon Absherリゾート報道官は言っている。「室内の被害は殆ど鎮火作業による放水のせいだった。」

　1月31日のクラーク・カウンティー消防署声明によると、Union Erectors LLC（ラスベガス）が屋上の機械装置を目隠ししているスクリーン背後でコルゲート鉄板の通路を切る作業中であった。消防の話では、一片の溶けたスラグが明らかに携帯型切断トーチから落ちて火災をひき起こしたという。およそ午前11時に始まった第三出動の火災は午後12時15分に鎮火した。

　消防の話では、Union Erectorsは明らかに適切な火花保護マットを使っておらず、また4〜5週間を要する「火気使用作業」許可証を申請していない。消防の話ではその代わりUnion Erectorsは火気使用作業許可なしの窓洗浄装置を施工する許可証をとっていた。

　記者発表時点では施工会社の召還は公表されていない。召喚となると1,000ドルの罰金から召喚毎に最高6カ月の収監となる可能性もある。Union Erectorsはコメントしなかった。

　モンテカルロは1996年に3億4400万ドルで造られた現場打ちコンクリート構造物である。それはSto Corp.（アトランタ）によって製造された外断熱システム（EIFS）で覆われている。

　ファサードは装飾の要素を持っていて、トップ近くと基礎部分で水平および垂直の模様を、最上階のスクリーン壁と同様に含んでいる。StoによるとこれらはStoが供給したものでもEIFSの一部でもない。

　当該装飾用の合成材料は取り外されなかった。MGMミラージュがこのホテルを建てたのではなかった。情報によれば当初の建築家はIlia Bizanskiだったが、ホテルがオープンして直ぐに業務を止めており居場所は特定できなかった。当初の施工者はこの地方のM. J. Dean Construction Co.だった。社長のMike Deanの話ではこの材料は建築に使う発泡材であるが、その構成や供給元の情報はないと言う。建物は1991年統一建築基準に基づいて建てられたと言っている。

　修理を担当しているMGMミラージュ設計グループで働いているすべての会社はMGMミラージュに照会している。デザインの変更を行う建築家はFRCH Design Worldwide（シンシナティ）である。

　ポリウレタン業界とEIFS業界は装飾用材料の分析結果を待っている。Morrow（ジョージア州）に本拠地を置くEIFS産業協会（EIMA）は火災を調査するためHughes Associates Inc.バルティモア支店の防火技術者を雇ったが、装飾用材料のサンプル提供の要請を郡が満たさなかったことが主な理由で調査は頓挫している。「私はそれを見ました」とHughesのシニア科学者であり社長のJesse J. Beitelは言う。しかし外観を見ただけでは材料を識別することは不可能だと付け足す、「壁の上部にある材料が何か確実にはわかりません」。

　問題の区域では適切に取り付けられたシステムで予期されていたようにEIFSは燃えたとBeitelは言う。「火災がEIFSに達するとEIFSの中が少し燃えた」と彼は説明した。火災が被覆部分を貫くことはなかった。

　EIFSと装飾用の材料について若干の混同があった。EIFSは巧みに設計されたシステムである。標準的な壁システムは、通常ASTMC 1177に適合しているスチールの間柱と石膏シージングボード下地に取り付けられるとEIMAは言う。EIFSは帯状に塗られた接着剤、発泡ポリスチレン断熱材、ファイバーグラス強化メッシュが埋め込まれたベースコート、任意のカラープライマーと装飾用のフィニッシュコートから成り立っている。終端部と断熱材端部ではベースコートとメッシュでバックラップする。

　壁複合材は一般的にクインシー・マスベースの全米防火協会による標準火災試験を受ける。NFPA 255、建築資材の表面火災性能標準試験がUBCの1991年版にあるとRobert Solomon NFPA副社長は言う。

　もう1つの標準であるNFPA 285、可燃成分で構成される非体力外壁における火災伝播特性の標準火災試験は1998年まで存在してなかったと彼は説明した。それに先立ち一連の修正された試験実施要綱が1980年代に外壁仕上げ材の種々の形式に適用された。実施要綱は1988年にUBC標準試験17-6の中に成文化され、1994年に改訂されたとSolomonは言う。

　建築の装飾はしばしばポリウレタン材料で作られる。「一般に、堅いポリウレタン発泡材は装飾用または断熱用に使われ、時には屋根材料として使われることさえある」ポリウレタン工業会アメリカ化学評議会（アーリントン、バージニア州）のNeeva Candelori部長は言う。

　Candeloriは有機化学材料は燃えるものだと強調している。「ポリウレタン発泡材の可燃特性は他の有機化学製品と同様広く変化する」と彼女は言う。

　Rob Krebs、アメリカ化学評議会の合成樹脂通信、社会問題担当部長は付け加える。「ラスベガス・モンテカルロ火災で何が燃えたのか、火災の源が何であったか、なぜどのように火災が広がったかまだわかっていないことを我々は最も強い言葉で強調したい。ポリウレタン産業の代表者はポリウレタンがこの火災と関連があることさえ少しも明らかではないと考えている。」
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