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脱エアコン
2002.5.28

 『室内』6月号の表紙にある「脱エアコン」に惹かれて雑誌を購入した方もいるだろうが、うまいコピーだ。巻頭に4件の建築例が紹介されているが、外断熱として参考になるのは最後の一件。といってもこれも外断熱ではない。
 
 千葉県流山に建つこの家は1階をコンクリート造、2階を木造とし、深い庇で日射を遮り、「採風」・「排熱」で夏を凌ぐという。夜間換気で冷気を室内に採り入れ貯めておく。そのために2階の床下と階段わきのコンクリート間仕切り壁が使われる。冬はこのコンクリートが蓄熱の役割をする。

 セオリーに適った方法である。惜しむらくはコンクリートが打ち放し。これではせっかく意図した熱の管理ができないのではないかと思われる。建主は2回の夏を特に問題なく乗り切ったそうであるので、記事にない他の要因もうまく作用したのかも知れない。
 
 内断熱のマンションでも、夏に向かう今から昼間の日射しを遮蔽してコンクリートに熱が貯まらないよう工夫していけば、ある程度エアコンのお世話になる度合いも減ずる。そのため昼間は照明をつけてでもカーテンなどで日射しを遮るといい。また、夜間は風呂場の換気扇を点け放しにして冷気を室内に回すことも効果がある。ものは試し、心がけてみてはいかが。