| 今年の7月20日の東京の最高気温は39.5度で、過去最高の記録となった。この日東京気象台のデータによると午前8時には早くも32度となり、その後寒暖計をぐんぐん押し上げ、午後1時までに39.5度の記録を作り、その夜はついに最低気温が30度を下回らず、翌21日の午後11時まで30度以上を維持していた。21日の最高気温も38.1度である。
この原因はフェーン現象と説明されており、大気圏のジェット気流の乱れが間接的要因という。去年は冷夏で原子力発電所の停止による電力危機を援護してくれた格好だったが、今年は例年以上の猛暑になりそうだ。
最高気温が25度を超えると夏日、30度を超えると真夏日というが、気になったので過去の夏日がどうなっているのか、夏日、真夏日の日数で温暖化現象が説明できるのかどうか気象庁のデータを調べてみた。1961年(昭和36年)から2003年までの43年分の東京のデータだ。

この間、夏日の平均日数は108日。真夏日の平均日数は47日。なお、真夏日は夏日の内数なので、夏日の約4割が真夏日でもある。夏日は多い年で131日(1999年)、少ない年で85日(1971年)であり、このデータからは年間約110日を標準として90〜120日位のぶれの中に夏日の日数の大部分が収まっている。グラフからは特に温暖化、逆温暖化の傾向が顕著に表れている証拠は見られない。
とは言いながら、都内ではヒートアイランド現象などで暑苦しい日を過ごしている実感が大きい。東京都が調査した「屋上緑化、建築資材の違いによるヒートアイランド現象の緩和についての報告
東京都環境局のレポートによると、高反射率塗料と保水性建材が有効という結果が出ている。ここで外断熱建物についての調査がないのは残念だが、外断熱建物はタイルや塗料で覆われたコンクリート内断熱/無断熱建物に比べ建物内部に熱を伝熱しにくい分、反射が多いので、高反射率塗料と同様にヒートアイランド緩和効果が期待できるはずだが、これを裏付ける実証研究をどこかでやってくれないものだろうか。
余談ながら、同期間に35度を超えた日も毎年平均2日はあり、1995年には13日もあった。35度を超えた日にも名前を付ける必要がありそうだ。差詰め「猛暑日」だろうか。一方、最低気温が25度を下回らない日を熱帯夜というが、今年のように30度を下回らない猛烈に寝苦しい夜はなんと呼べばいいだろうか。以前のコラム「愛日、畏日」からとると「畏夜」(いや)はどうだろう、それがいやなら、「嫌夜」(いやや)では。 |