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鉄筋コンクリート住宅は、外断熱の時代。

結露しないマンションで健康に暮らす。

日本のマンションは内断熱工法が一般的であるため、結露が多く、アレルギーの一因になるカビやダニの発生が問題となっている。昨年4月に住宅品質確保促進法が施行され、住宅内の空気環境や温熱環境の性能への関心も高まってきた。そこで、お茶の水女子大生活科学部の田中辰明教授に、住む人の立場で研究する「生活科学」の視点から、結露やカビ・ダニの問題、その防止策として注目されている「外断熱」について伺った。外断熱は、マンションなど鉄筋コンクリートの建物を外から断熱材で包む工法。田中教授のご自宅も外断熱で、結露がなく、カビ・ダニが少ない健康住宅だ。しかも冷暖房費が節約でき、建物が長寿命化するなど地球環境にもメリットが大きい。欧米ではごく一般的な工法だが、日本ではいまだに内断熱が多く、普及が急がれている。

お茶の水女子大学 生活科学部 教授
工学博士    田中 辰明

結露やダニ・カビの発生・被害・防止など健康面から住環境を研究する生活科学の第一人者、田中辰明教授。1971年に留学したドイツで、初めて「外断熱」に出合う。73年、オイルショック直後に帰国し、日本に外断熱を紹介。しかし、当時の日本では理解されず、それなら自分で住んで実証しようと83年に外断熱の自宅を建設。多くの専門家に「日本の気候に合わないから、数年でひび割れる」といわれたが、築後20年近いいまも何の問題もなく、快適そのもの。「外断熱のおかげで夏涼しく、冬暖かい。鍋料理をしても風呂のフタを開けっ放しでも結露しません。もちろんカビやダニも無縁です」と語る。

田中 辰明 博士