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Vol.1

 

 

あら、家の雑誌がいっぱい。 ゆり、家を建てるの?

 

うん、まだ具体的なところまでいってないんだけど、実家も築30年以上でかなり傷んできたし、思いきって二世帯住宅にしようかと考えてるの。 私が働いているから子供たちのことでは色々世話になったでしょ。ここらで親孝行しておかなくちゃ。

 

いいわねぇ。自分の思い通りの家が建てられるなんて! うらやましい。

 

ところが、三世代6人の希望をひとつにするだけでも大仕事。敷地や予算だって限りがあるし、結構エネルギーがいるのよ、家を建てるって…。

 


ま、ぜいたくな悩み。(笑)



もうひとつはユウが喘息ぎみで、マンションはどうも乾燥しすぎて良くないらしいの。かといって洗濯物を干したり加湿器をかけたりすると今度は壁に結露して、カビが生えたりするでしょ。 私も仕事をしていて日中換気ができないせいか、去年も押入れがカビて大騒ぎだったのよ。

結露? ドイツのアパートでは結露するなんて聞いたことなかったけど、日本のマンションでは結露するのが当たりまえみたいね。 通販で“結露採りワイパー”とか、“たんすの裏の湿気取り”とか変なもの売ってるなと思ったけど、笑い事じゃないんだ。 実は、私達もいつまでも社宅にいられないし、そろそろマンションでも買おうかと考えているんだけど、マンションもそれほど快適じゃないのかな?

ここは実家に近いというだけで決めちゃったせいもあるのよ。 そういうことなら私もじゅんのマンション探しに協力するから、いっしょに家のこと研究しない? できればじゅんが近くに来てくれたらうれしいし。

ゆりは自分で家を建てるんだから勉強も必要でしょうけど、うちはマンション買うだけだから、予算と間取りと交通の便ぐらいしか考慮の余地がないわよ。

 

あら、モデルルームだけ見て、できてもいないマンションを買う方がよっぽど勉強が必要なんじゃない? マンションのクレームってかなり多いのよ。少なくとも欠陥マンションを選ばないようにするくらいの知識は持ってなくちゃ。

確かにそうかもしれないわね。   じゃ、学生時代の課題研究を思い出してやりましょうか?

 

そうこなくちゃ。 まずは結露…と。 いかに結露が問題になっているかはこの記事の多さが語るということね。


《じゅんとゆりのレポート》               

結露とはなにか:  空気中の水蒸気は気温が高いほどたくさん含むことができるので、気温の低いところでは含みきれなくなった水蒸気が水となる。この現象を結露という。

乾いた洗濯物をうっかり夜まで外に干しておくと湿ってしまうのはこのせいなのか。



結露のできやすい場所:

暖かい空気と冷たい空気が接するところ
窓ガラス、金属ドア、天井、タンスの裏、押し入れ、壁の中、畳の裏、床下

冷たい飲み物を入れたコップの外側につく水滴も結露なのね。でも、壁の中にまで結露するんじゃ、いったいどうしたらいいのかしら?

 
結露を防ぐには:

冷たい場所を作らない ⇒ 外気と接する部分の断熱強化(外断熱、ペアガラス) 家の中の温度を一定に保つ  ⇒ 24時間全室暖房 換気システム

結露を防ぐのものなかなか手ごわいわね。 24時間全室暖房なんて光熱費が高そう。 それに乾燥しすぎないのかしら?

 

なんだか寒冷地の家の話みたいね。地球温暖化現象のせいか冬でも暖房がいらない日もあるこの辺でも高断熱にする必要があるのかしら? そとだんねつ」では結露しにくいってあるけど、どういう断熱なのか調べてみましょう。

 

 

なるほどね。でもどうして 外断熱だと結露しにくいのかな?

 

ま、その前にちょっと休憩。私の手作りスコーンをどうぞ。 ゴールデンコンビの復活を祝して…Scone!

 

それをいうならSkoal!でしょ。 ん〜ん・・おいしいっ! このおいしさに免じて寒いギャグを許す!(笑)

 

 

《ひと言講義》

高気密とは「隙間を無くして、すきま風を入れないこと」、こうすることによってせっかく暖めたり冷やした空気が無駄に外に出て行かなくなりますね。寒冷地と温暖地域とでは気密の目的と効果も変わりそうです。おいおい考えてみましょう。

「換気システム」は屋外の新鮮な空気を室内に取り入れます。取り入れる空気の量や質をコントロールするためには高気密が重要です。

 

 
 

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