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Vol.2

 もしもし、ゆり? 今朝の地震大きかったけどだいじょうぶ?

 

 ええ、ゆうべはユウがまた喘息の発作をおこして遅かったのに、今朝は地震で起こされてちょっと寝不足ぎみよ。 これからは空気が乾燥するし、風邪もはやるし、ユーウツな季節だわ。

 本人はもちろんだけど家族も大変ね。

 

 

 そうなの。ハウスダストなんて生活していれば避けられないものだし、掃除にも限度があるじゃない? この間、結露は壁の中にもできると知って、カビも生えるのかと心配になっちゃった。まずは家族の健康を守れる家ということでハウスダストについてまとめてみたの。

 

《ゆりのレポート》 

ハウスダストアレルギー: ほこり、髪の毛、動物の毛、ダニ、カビ などに反応して
喘息、アトピー性皮膚炎 などを起こす
   
予防と対策 : 温度変化を少なく換気をこまめにする 排気口フィルター付掃除機を使用、
畳、カーペット、綿布団、カーテン、ぬいぐるみなどを避ける
   
アレルギーを緩和する家: 高断熱 ⇒ 時間、部屋による温度差、湿度差を少なくする
高気密 ⇒ 隙間風をなくしてホコリをすくなくする。
換気装置 ⇒ 空気を浄化する

 ねぇ、ほこりのたたない家はないし、ダニなんて昔からいるものでしょう? どうして急にアレルギー患者が増えたのかしら?

 

 アレルギーって体内に取り込まれた異物が一定以上を超えると反応が起こるらしいの。だから昔と違う家の構造や冷暖房の方法で増えたことも考えられるわね。

 

 私はこの間の宿題、断熱と結露について調べてみたのよ。外断熱と内断熱って単なる断熱効果の差かと思ったら水蒸気の変化にも違いがあるの。 内断熱だと壁の表面だけじゃなくて中でも結露する・・・。

 
《じゅんのレポート》  
(外断熱壁断面図)

(内断熱壁断面図)

(1) 壁の中の温度が下がるに連れて空気中に溶けきれなくなった水蒸気が水滴になる(結露)
(2) コンクリートは接している空気に近い温度をたもつ

 ちょっと待って、それじゃない? 結露が原因でカビが生えて、そのカビをえさにダニが増える、そしてダニがアレルギーを起こすという関係は昔の木造住宅にはなかったことかも知れないわ。

 

 確かに日本のマンションの99%以上が内断熱だというからその普及とともにアレルギーが増えたってことは考えられるわね。

 

 そうか、ケツロを防げばアレルギー患者も減るというのがケツロンかな。

 

 

 ゆりったら〜。 今夜は疲れたでしょ。 このくらいにして早く寝たほうがいいわ。

 

 はいはい、(笑) そういえばこの間じゅんにいただいたラ・フランスが食べごろでおいしそう。 皆でいただくわね。 じゃまた、おやすみなさーい。

 

 

《ひと言講義》

外断熱の壁の構造図の中に矢印が上を向いている部分があります。これは「通気層」といわれる部位で、空気(外気)がドラフト効果によりゆっくりと自然に上に流れているところです。通気層のおかげで、冬季には断熱材に流れ込んだ水蒸気の排出や断熱性能のアップ、夏季は日射遮蔽などの効果がうまれます。

カビやダニによるアレルギー問題が注目を集めています。カビやダニの発生は結露や乾燥と大いに関係がありますから、結露を起こしにくい住宅を作ることが重要となります。コンクリートの外断熱が結露を起こしにくいことはこれからおいおい説明していきましょう。


 
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